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ダビング10 -自分なりのまとめ-

6月2日の開始は絶望的になったダビング10ですが、
ダビング10とは何なのか自分なりにまとめてみました。

従来のコピーワンス
 テレビ局から受信機内蔵のHDDに録画したことを、1世代目のコピーとカウント。
 その後、HDDからDVDなどへは「ムーブ(移動)」となる。
 ユーザーからみた挙動は「ムーブオンリー」。
 DVDにムーブされたものは、再びムーブ等はできない。

ダビング10
 受信機内蔵のHDDへの録画に限って、1世代目のカウントとはしない。
 HDDに蓄積した番組に関してはDVD等へ9回のコピーが可能で10回目のはムーブというルール。
 ユーザーから見た挙動はコピーナイン。
 DVDにコピーされたものは、他のメディアにムーブ等はできない。(コピーワンスと一緒)

もっと、詳しく見てみます。



「ダビング10」とは何か。デジタル録画緩和策の実際[AV Watch 2008.2.28]より。

・ ダビング10はデジタルチューナ搭載HDD録画機(PC含む)が対象。
・ HDD非搭載の録画機では従来通りの動作となる。
・ HDD以外のメディア(DVDなど)に直接録画した場合は、従来通りムーブもコピーもできない
・ 地デジ放送はダビング10になる。
・ (BSなど)すべてのデジタル放送がダビング10になるわけではない

【i.link出力】
 コピーワンスではいちいちムーブ。書き戻しも可。
 ダビング10では、対応レコーダの内蔵HDDに蓄積したコンテンツに関しては、DTCPでのムーブ機能を使って10回まで複製が可能となる。
 ただし、ダビング10番組を、「あと9回コピー可」などの回数情報を引き継いだままでi.LINKを介してRec-POTなどに伝送できない。

【Ethernet】
 ダビング10ではDTCP-IPで著作権保護を施した上で、回数情報を引き継がないMove(コピー)しか行なえない。

【アナログ出力】
 コピーワンスでは、HDDに録画した時点で「1世代のコピー」が完了していたため、アナログ出力時は「コピー不可」の信号として出力しなければならなかった。
 すなわちHDDレコーダに録画した映像をアナログ出力して録画しようとしてもできなかった。

 ダビング10では、1世代コピーが許可された状態でHDDに録画される。HDDの録画番組を起点として1世代のコピーが可能となったため、デジタルのダビングだけでなく、アナログ出力についても、アナログ出力経由での録画が可能となるのだ。
 アナログ映像出力は、CGMS-Aの著作権保護を施して、1世代のみコピー可で出力できる。
 デジタル出力と違って、アナログ出力ではコピー回数の制限はない。アナログ出力についてはムーブ機能がなく、回数を管理する著作権保護規格が存在しないためだ。
 また、アナログRGBには約52万画素までの出力解像度制限が加えられるが、それ以外の出力には制限がない。たとえば、1080iのコンポーネント映像出力なども、1世代のみコピー可として出力され、録画可能となる。この点は、コピーワンス時から比べると大幅な緩和といえるだろう。

 ただし、注意したいのはDVDやBDなどのリムーバブルメディアでは、「コピー不可」としてメディアに記録される点だ。光ディスクからのアナログ出力については、コピー不可として出力されるため、アナログ出力経由でも録画できないのだ。このあたりの扱いの違いは、普通の人にとってはわかりにくいだろう。




ええ。わかりにくいです( ^ ^ )

つまり、チュナーに内蔵されたHDDに録画したコンテンツに限り、アナログ端子経由の録画可能。
ダビング10のカウントは減らないが、録画先のDVD等からは、コピーもムーブもできない。


前述のi-linkについては、
<増田和夫が迫る>テレビ録画界の“憲法改正”!? 「ダビング10」で録画ライフはこう変わる - 日経トレンディネット[2007.8.24]
で、

Q: コピー複数可のタイトルをレコーダーのHDDからRec-POTなどにi.LINK経由でムーブした際に、コピー回数の情報もムーブして引き継げるのでしょうか?

A: 「従来通りi.LINKムーブは可能ですが、規格上、残りのコピーカウントを引き継ぐことはできません」(田胡氏)

と書いてあり、おそらく、真実はこちらだと思います。




要するにダビング10は、

チューナーと一体となってブラックボックス化されたHDDから、

DVD等のメディアには9回までコピー可能で、録画されたDVDからは複製不可
アナログ経由では無制限にコピー可能で、録画されたDVDからは複製不可

回数は別として、1世代のみ録画を「見事に」達成
し、
『真コピワン』と言えそうです。




さて、ダビング10の問題点は?

ITmedia +D LifeStyle:「コピー10」、7つの問題点[2007.10.5]

麻倉怜士氏のコメント
1)録画したディスクからコピーができない(孫コピーができない)
2)録画したディスクが編集できない
3)まずHDDへ録画しないと意味がない。将来のダビングのためHDD容量が圧迫される
4)既存のHDDレコーダーではコピーワンスのまま
5)長時間の番組を分割してコピーすると毎回カウントされてしまう
6)実質的にレコーダーへプレイリスト機能が必要となる
7)機種やメディアごとの対応が統一されていないので混乱を招く

「コピー10が運用されても、極論すればコピーワンスのディスクが10枚できるだけ。ガッカリ感も10倍ですよ」

「あるべきコピー10」の満たすべき要件として挙げるのは、「パッケージからパッケージへのコンテンツ継承」「録画機のHDDからパッケージへのコンテンツ継承」「複数世代のコピー」の3点だ。

小寺信良氏に聞く「ダビング10って、何が問題なんですか?」 -MSNデジタルライフ[2008.2.23]から

●メディア移行の問題

 HD DVDの終わりによって、ユーザーがHD DVD-Rに録画したテレビ番組をどうやって別のメディアに移せばいいのかという問題がまさに現実のものになった。
 ダビング10が始まっても、要するに「コピーワンスが10回」できるだけで、DVDや次世代DVDに書き出した番組は、別のメディアに移し替えられない。東芝のHD DVD/HDDレコーダーがたとえダビング10に対応できて、地デジの番組を10枚のHD DVDにコピーしたとしても、そのコンテンツはBlu-rayのメディアに移せないんです。
 世界中を見てみても、無料放送にコピー制限をかけているのは日本だけ。

●日本でダビング10にこだわる理由

 大きな要因は、放送業界が今のビジネスモデルを維持したいと考えているところにあります。
 他の先進諸国と比べると、日本のメディアバランスは放送に偏っている。映像業界はテレビに依存していて、広告もテレビに大半が投じられている。だから、コンテンツの露出における主導権を握って、現状を維持したいという意志がとても強い。
 これまで日本の放送業界は、「テレビのコンテンツは1度放送したら終わりで、もう一度見たかったらDVDなどのパッケージを買ってよ」というビジネスモデルでやってきた。一度作ったコンテンツで最大の利益を得るために、コンテンツに対する飢餓感を創出して、購買に結びつけるいう方針です。

(中略ですが、とても面白いことが書いてあるので、読んでいない方は是非リンク先を読んでみてください)

●どういった解決方法を望むか

 プロテクション自体をやめたほうがいいと思っています。WOWOWのような有料放送ならともかく、無料放送に「CAS」という権利処理システムを適用するということは、意味がないんです。
 そもそもこのCAS技術は、民放がBSデジタルに参入する際、将来的に有料放送化を見込んで用意されたものでした。しかし、BSデジタルが始まってみたら、対応テレビもあまり売れないし、視聴率もまったくふるわなかった。当初、試験放送は無料で、その後有料化する予定だったんですが、そのままずっと無料の状態が続いています。
 放送業界が困ったのは、このCAS技術の開発にかかった100億円ほどの費用どう回収するかということです。だから、地上デジタル放送の対応機器に「B-CAS」というカードを付けて、審査費やライセンス費用などを得る仕組みを作った。
 テレビやレコーダーにかかるB-CASの費用は、機器の価格に反映されて、ひいては消費者のサイフから出ることになる。つまり放送業界は、国民全体からお金を取って、過去の失敗をトントンにしたということです。


●コピーフリーにすることでの「海賊版」問題は?

 ほとんどの消費者はネットにコンテンツを流したいんじゃなくて、映像ライブラリーの構築やタイムシフトの目的でレコーダーを使っています。
 ネットにコンテンツを流すという不健全な方向に行くユーザーがいるのは、放送がコンテンツの露出を絞りすぎているからですよね。このスタイルのビジネスモデルであるかぎり、負のスパイラルはなくならないでしょう。
 健全なユーザーは自力で放送を録画して、一生懸命コンテンツを大事にとっておこうとしている。やっぱり真面目なユーザーのためにならないコピー制御は、やめるべきだと思う。

●コピーワンス番組を保存したDVDでの問題

 恐らくDVDの記録メディアとしての役目は、10年ぐらいなのだろうと思います。DVDレコーダーが出てきたのは2000年ですが、次世代DVDの趨勢が決まった今年から除々にフェードアウトしていって、地上アナログ放送が終わる予定の2011年頃終わる。だから次は、DVD-Rのコンテンツを、BD-Rに移行したいというニーズも遠からず出てきて、またユーザーの不利益が顕在化するでしょう。
 ちなみに、個人的には次世代DVDの記録メディアとしての寿命は、もっと短いんじゃないかと思っています。将来は光学メディアでライブラリを構築するのではなくて、大容量のホームサーバーに映像を溜め込んだり、コンテンツサービス業者からオンデマンドで見たいタイトルを取ってくるという方向にシフトしていくのではないでしょうか。
 世界はその方向に進みつつあります。ただ、今のままでは日本だけこのような革命が起こらない可能性はありますよね。




まとめです。

ダビング10(コピーナイン)は、コピーワンス(ムーブオンリー)の緩和で、チュナーに内蔵したHDDを対象としています。
ですが、1世代コピーの技術であるため、複製されたDVDやBD等のメディアからの再コピーもムーブもできません。
よって、DVDやBDが劣化した時には、記録された番組は救出できないこととなります。

これは放送局の意向によるところが大きく、無料放送へのコピー制限は日本だけです。

さらにはB-CASシステムは放送局の負債を消費者にまわすものです。

次世代メディアの寿命は短く、メディアではなくホームサーバーの活用が行われる流れにシフトする可能性がありますが、日本だけそれに乗り遅れる可能性があります。




放送局の利益追求が、物理的、非物理的に、国民の益を損ない、技術の潮流からも日本を孤立させようとしているようです。
ダビング10はひどい話ですが、これすら氷山の一角に過ぎないということでしょうか。

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テーマ:デジタル放送 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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