スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

-- : -- : -- | スポンサー広告 | page top↑

ダビング10延期確定

2008年5月13日に開催された情報通信審議会(総務大臣の諮問機関だそうです)で、ダビング10に関する合意が形成できず、6月2日開始予定だったダビング10の延期が確定したようです。

要は著作権負担問題が全く解決していないということです。

ただ、今回合意が形成されたら本当に間に合ったのかどうかは疑問ですが。



審議会における、各人の発言の内容をまとめておきます。

記事が乱立していますが、↓の記事が状況を最も詳しく書いていると思います。



「ダビング10」が一時凍結、情報通信審議会で事実上決定:ITpro[2008.5.13]

メーカー側
電子情報技術産業協会(JEITAね)の田胡修一委員
 「6月2日まで3週間を切っており、ダビング10の開始に向けた準備や周知などを勘案すると、デッドラインは本日である。皆さんのご理解を得て、本日中に確定したい
=6月2日という実施日の延期はすべきでないとの考え

権利者側
実演家著作隣接権センターの椎名和夫委員
 「ダビング10の策定に参加した一員として、実施に向けたコンセンサス作りに協力したいと思っている」
=あくまで合意形成が図れない限りダビング10の実施はできないとの立場

放送業界側
デジタル放送推進協会(Dpa)の関祥行委員
 「Dpaでは合意形成をいただいた上で、なるべく早期に実現したいと思っている」
=合意が得られない限りダビング10への移行をしない姿勢


議論の取りまとめ役
慶応義塾大学の中村伊知哉委員
(「フォローアップワーキンググループ」で最終調整を取り仕切っている)
 「地デジのコピー制御の話は本来民間ベースの話であり、メーカー側でダビング10を強行することも可能だ。しかしこの委員会では、2年半の議論を経て、コンセンサスを得て進めていこうということになった。ダビング10の実施も、コンセンサスを実現するための努力を具体的に見せるかさもなくば行政が解決を図るしかないのではないか」
(マイコミでは『「なぜか合意に至らない」とやや諦め気味に述懐。』という記述も。)

委員会の主査
慶応義塾大学の村井純委員
 「ラフコンセンサスでも先に進めるという手法もあるが、現在9合目までたどり着いた議論で、残り1合上がるための議論を、引き続きフォローアップワーキンググループでやっていただきたい。当初6月2日とした背景には、北京五輪というデジタル放送の普及のチャンスを使おうということがあったと思うが、スケジュールの微調整をしていきたいと考えている」
=延期やむなしとの考え

消費者側の委員
生活経済ジャーナリストの高橋伸子委員
 「6月2日という実施日の決定に消費者側として関与していないので、賛否について申し上げる立場にない」
東京都地域婦人団体連盟の長田三紀委員
 「フォローアップワーキンググループに参加していない立場としては、6月2日が良いのかどうか判断基準がない」
=態度を留保




フォローアップワーキンググループについては↓の記事がより詳しく書いています。




「ダビング10」の6月2日実施は事実上延期に[AV Watch 2008.5.13]

 多くの委員からも「早期の合意形成に向けた努力」という意向が聞かれた一方、ダビング10の実現に向け、メーカーや放送事業者、権利者などにより協議した「フォローアップWG」の報告がよくわからない、との意見が相次いだ。
(中略)
 村井主査は、「この件のわかりにくいところは、ほかに話し合っている場があること。それが合意形成のプロセスに影響を及ぼしているとすれば、この件に詳しい方がやってくださいと。それがフォローアップWGで、メーカー、放送事業者、権利者などで集まって、プロセスを進めるための議論をして欲しい。決まった技術に対して、ステークホルダー(利害関係者)が全部いる場で、どういう役割があるのか、どういう風にやるのかを話し合うのが、この委員会。最後の1合目をきちんと上がるため、速やかに進めていただきたい」と述べ、「6月2日という日時の背景は、普及に大きな弾みになるイベントが近づいていて、そのチャンスを利用しようということ。その点に皆さんのコンセンサスはあったと思う。ぜひ、収束に向けた議論をフォローアップWGで進めていただきたい」とした。

=ちゃんとWGで詰めて委員会に諮ってくれということ。ただ、これだと委員会の位置づけが微妙ですね。



読売新聞です。

デジタル放送「ダビング10」開始延期…著作権料に反発 : ニュース : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE(読売新聞)[2008.5.14]

(略)延期される見通しとなった。制限緩和の見返りに著作権料を支払うことに、機器メーカー側が反対しているためだ

ダビング10 メーカーの頑固さ、なぜ? : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)[2008.5.10社説]

 ダビング10 メーカーの頑固さ、なぜ?

 デジタル放送のテレビ番組を録画する際の消費者の不満を、軽視してはいないか。
 たった1回しかできなかったDVDへのコピー回数を10回まで増やす「ダビング10」の実施が、6月2日の開始予定日を目前に、暗礁に乗り上げそうな情勢だ。
 番組にかかわる著作権料の徴収制度に機器メーカーが反対しているためだ。この問題を検討している政府の委員会でも、メーカー側の頑固な姿勢が目立つ
 すでにメーカーは「ダビング10対応」をうたった録画機器を数十万台販売している。コピー回数の制限緩和も、メーカーとテレビ局が作るデジタル放送推進協会が決めたものだ。約束を守れなくても責任はない、とメーカー側は言い切れるだろうか。
 問題があるなら、どうすればいいか。はっきり主張して制度作りに協力すべきだ。合理的な主張なら、政府も調整機能を発揮してまとめていかねばならない。
 ダビング10の導入は昨年夏、放送事業を所管している総務省の委員会で決まった。
 デジタル技術なら、ほぼ完全な番組のコピーができる。映像や音声はぼけない。コピーは1回という制限は、最新の技術から著作物を守る目的だったが、消費者からは不便だとの声が出ていた。
 この委員会は同時に、番組制作にかかわるテレビ局などにも配慮し、制限緩和に伴う著作権料の徴収制度作りを前提条件とした。
 これを受け、著作権法を所管する文化庁の委員会では、著作権者に支払う補償金をデジタル録画機器の価格に上乗せして徴収する案が提示された。既存の録音録画機器を対象に設けられている「私的録音録画補償金制度」を法改正で手直しして対応する。
 消費者団体の委員も理解を示す中、メーカー側の委員だけは「10回に増えても制限があるなら補償は不要」「補償金の対象が際限なく広がる」などと反対した
 補償金の額は1台当たり数百円になるという試算もある。価格に転嫁できるのかという、メーカー側の苦しい事情も分かる。
 ただ、ダビング10の行方が迷走していては、消費者は録画機器の購入をためらうだろう。テレビ観戦や録画の機会が増える北京五輪も控えている。その商機をみすみす逃すつもりだろうか。
 2011年の地上テレビ完全デジタル化の足かせにもなる。アナログ放送の方が録画は便利、という印象が強まりかねない。

「ダビング10」延期 五輪商戦に暗雲 : 連載 : 企画・連載 : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE(読売新聞)[2008.5.14]

(略)
 家電業界は、8月の北京五輪前に「デジタル機器の買い替えが増える」と期待を寄せる。ダビング10の開始が五輪に間に合わなければ、メーカー側は絶好の商戦を逃すことになる。
 このため、一部のメーカーからは「譲歩はやむを得ない」と五輪前の決着を求める声も出ており、「補償金交渉」が進展する可能性もある




 読売の論調は、商戦を逃すかもしれないのに、ひとりで反対しているメーカーが悪い。
 著作権側は問題なく正しい。
 というスタンスです。
 テレビ局持っているから、著作権保護の立場なんですね。

 本当に注意しなければなりません。
 
 メディアは決して中立ではありません。

 小寺氏がブログで先の読売社説記事に怒っています。




 意図はわかりませんが、Dpaがこのタイミングで、いつでもダビング10への移行は可能だよという発表を行っています。

  Dpa役員体制を見ると、放送局やメーカーが入り混じっています。
 純粋な『放送協会側』ではないようです。
 
 ちなみにJEITAは『JEITAの役員一覧』の通りで、メーカーの偉い人で構成されています。

 そして、JEITAとDpaの意見が対立するというのも本来的におかしいような気がします。

スポンサーサイト

テーマ:デジタル放送 - ジャンル:テレビ・ラジオ

00 : 51 : 40 | デジタルコピーと放送の問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<東芝 VARDIA RD-X7 発表 | ホーム | ダビング10 -自分なりのまとめ->>
コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://papittona.blog96.fc2.com/tb.php/26-d804c7df
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |

ブログ内検索

カテゴリー

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最近の記事

月別アーカイブ

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィール

PaPi

Author:PaPi
札幌在住です。
電子機器系を中心にしたブログです。
気軽にコメントください。

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。