スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

-- : -- : -- | スポンサー広告 | page top↑

醜悪な争い(2)

続きです。

5月8日 私的録音録画小委員会決裂
5月28日 JEITAアンケート結果発表
5月29日 デジタル私的録画問題に関する権利者会議がJEITAに反論

というところまで書きました。





2008.5.29
「ダビング10はもはや省庁間の問題」・総務省委員会、進展ゼロ デジタル家電&エンタメ-最新ニュース:IT-PLUS

総務省は29日、開始日決定の場となる検討委員会を開いたが、議論に進展はなかった。委員の中村伊知哉慶應義塾大学教授は委員会での報告で「もはや関係省庁間で調整する問題になっていると思う」と述べた。

経済産業省と総務省と文化庁(文部科学省)の3者のことになるかと思います。
確かにそう思いますが、結局は省庁間の利権の争いにすり替わるだけのような気がします。



2008.5.30

JEITA新会長の就任時の会見

「メーカーは利用者を代弁してるだけ」──JEITA新会長に日立・庄山会長 - ITmedia News
「ダビング10と補償金、消費者の思いが重要」――JEITA庄山会長:ITpro

メーカーは利用者の気持ちを代弁しているだけ。
時間がかかってもユーザーが納得できる結論を出したい。

とのこと。

iPod、HDDレコーダーに課金されるくらいなら、ダビング10を見送るということです。
正しいような、正しくないような。

実態はどうか別にして、この、ユーザーを大事にするというコメントは、戦略的に大事だと思います。



2008.5.30

JEITAが「私的録音録画補償金問題に係るJEITAの見解について」を発表。

JEITA / プレスリリース
iPod課金は「消費者への不合理な負担」「受け入れられない」──JEITAが見解 - ITmedia News
JEITA、「ダビング10」延期と補償金について公式見解 - AV Watch -

 補償金制度は縮小・廃止が原則だが、文化庁が提出した案はその道筋が見えない

 ダビング10は予定通りに実施すべきだが、ダビング10は技術的に複製回数を制限するものであり、対応HDDレコーダーなどを補償金の課金対象とすることは容認できない、としている。
 
 課金対象として追加される携帯プレーヤーやHDDレコーダーは、コンテンツを視聴する時間や場所を移す(タイムシフト・プレイスシフト)ために録音録画するのが主な目的であり、「権利者の経済的損失を直接生じせしめるものではない」

 このため、JEITAとしては「こうした機器を補償金の対象とすることは制度の趣旨に照らし合理性はなく、従って消費者に不合理な負担を強いるものであるため、受け入れられない」と、文化庁案を否定した。

 だが「ダビング10の問題を補償金の問題と一体化した議論が一部で行われ、ダビング10の予定通りの実施に向けた作業が進んでいないことは残念」と、課金対象の拡大をダビング10実施の前提とした権利者側の姿勢を批判。ダビング10の延期は「権利者が、ダビング10とは関係ない補償金の拡充をあわせて一体的措置を求めたことも一因」とした。

 補償金問題については、「権利者に適正な対価が支払われるべきことは当然だが、デジタル化でコンテンツのコントロールが容易になっていく中、消費者の負担をどうすべきか、総合的な議論が必要」と指摘。「消費者の意見や利便性に最大の注意を払いつつ、デジタル技術の進展、コンテンツ産業の育成など総合的な視点から、引き続き補償金の議論に主体的に参加していく」としている



改めて「権利者側」に宣戦布告ということですね。

消費者への負担があるかどうかは、前回紹介した、権利者側の意見と完全に対立しています。

権利者側と異なり、「消費者」には受け入れやすい内容かもしれませんが、納得されるかどうかの前に、遅延自体が消費者に不信感を植え付けることも良く分かっていてほしいと思いました。

「DRMあれば録音録画補償金は不要では」――JEITAが立場を説明 - ITmedia News
「JEITAの対応、憤り禁じ得ない」と権利者団体 私的録音録画補償金問題で - ITmedia News
これ、いつの記事だと思いますか?
2007年の10月と12月の記事です。
議論が全く進展していないのがよくわかります。。。。。



場外乱闘編です。

ダビング10「複雑骨折」・経産省は何をしているのか インターネット-最新ニュース:IT-PLUS(2008.5.26)

著者 岸博幸氏は経産省出身。

 違法ダウンロードの氾濫から明らかなように、デジタル技術の普及でコンテンツを創る側の所得機会には大きな影響が出ている。それを補償するのが私的録音録画補償金であり、個人的にはベストの対応策とは思わないが、現状ではほかに代替策がない以上、対象機器の拡大はやむを得ない。

 ちなみに、家電メーカーの業界団体である電子情報技術産業協会(JEITA)は概ね「技術的な権利保護と契約でコンテンツ側が自ら防御できるのだから、私的録音録画補償金は廃止すべき」と主張していた。しかしこの主張は、デジタルの普及に対応するための社会的コストをすべて消費者に転嫁し、家電メーカーはその負担から外れようと意図したものであり、無責任もはなはだしい。

 そもそもダビング10は、総務省の情報通信審議会の下の検討委員会で決められた。しかし、総務省は放送業界を所管するだけであり、家電業界は経済産業省の所管である。(中略)経済産業省の所管業界に関するルールを総務省が単独で決めたことになる。

 今回の混乱は、一義的には家電業界の側に責任がある。ただ同時に、家電業界を所管しないにも関わらず、経済産業省を十分に巻き込まずに家電業界に関連するルールを決めた総務省や文化庁にも責任がある。役所の論理を知る者としてはそう言わざるを得ない。一方で、万が一家電業界内の調整にまだ乗り出していないのならば「不作為という作為」を行っている経済産業省にも責任がある。不良債権を放置した金融庁と同じである。

 このように、家電業界と関係省庁に責任があるなかで、JEITAという民間組織が家電メーカーをまとめる能力もないならば、家電業界を所管する経済産業省の出番ではないだろうか。総務省と文化庁が経済産業省に頭を下げてでも、経済産業省が中心となって3省庁が共同でまとめるべきではないだろうか。

注目すべきは2点。
・ 前段の部分、『違法ダウンロードの氾濫から明らかなように、デジタル技術の普及でコンテンツを創る側の所得機会には大きな影響が出ている。』(よく読むと日本語が変です。)
・ もうひとつは中段以降。経産省が中心に取りまとめしたらという部分です。

これ(前段部分)に対しての反論。



経産省は非関税障壁B-CASを撤廃せよ - 池田信夫 blog(2008.5.26)

 こういう主張の根拠となる「私的利用で複製できる回数が増えると、コンテンツを創る側の所得機会に影響が生じる」という定量的な証拠を出してほしい。そういう「影響」はないというのが経済学の通説である。まして「丼勘定」の補償金は権利者団体の運営資金に回るだけで、権利者のインセンティブにはならない。
 「デジタルの普及に対応するための社会的コストをすべて消費者に転嫁」しているのは、こういう身勝手な主張を繰り返してまったく譲歩しない権利者団体とテレビ局であることは、デジコン委員会の議事録を読めば一目瞭然だ。そもそも無料放送にコピープロテクトをかけている国なんかない。B-CASは違法であるばかりでなく、政府をあげて取り組む地デジへの移行を阻害し、外国製テレビを締め出すWTO違反の非関税障壁だ。



・違法ダウンロードなり私的使用で著作者の所得機会損失はボクもあるとは思っていません(レンタルはまた別の問題)。ここは池田氏に賛成。

・岸氏の役所(経産省)の理論で進めろというのは、先ほども書きましたが、省庁利権へのすり替えになるだけだと思います。

・デジタル普及のコストを消費者に転嫁したのは、権利者団体ではなくて、テレビ局と、JEITAにも加入している電機メーカーだと思っています。ここの話はまた後日。




 議論はとことん交わすべきだとは思いますが、あまりにも不毛で醜悪に思えます。

 こんなところで戦っている余裕が今のニホンにあるのでしょうか?


スポンサーサイト

テーマ:テレビ録画 - ジャンル:テレビ・ラジオ

23 : 58 : 39 | デジタルコピーと放送の問題 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<東芝REGZA動向 6月はじめ | ホーム | 醜悪な争い(1)>>
コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://papittona.blog96.fc2.com/tb.php/33-28480df7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |

ブログ内検索

カテゴリー

カレンダー

05 | 2018/06 | 07
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近の記事

月別アーカイブ

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィール

PaPi

Author:PaPi
札幌在住です。
電子機器系を中心にしたブログです。
気軽にコメントください。

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。