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しつこく書いていますが、カートリッジ付き(いわゆる殻付き) のDVD-RAM愛好者です。
初めてデジタルレココーダー(Panasonic DMR-E250V)を買う前に、いろいろメディアの勉強をして、一番保存性が高いのが、DVD-RAMで、かつ、カートリッジ付きは埃・指紋等の影響を受けずより良いことを知り、それで、Pana機を選んだし、大切な録画(miniDVのバックアップ)や子供向けの番組は全てカートリッジ付きDVD-RAMに保存しています。
DVD-Rは比較的安価ですが、傷つきやすそうだし、わざわざファイナライズしなければいけないのが苦痛。
なんでこんな規格が採用されたのか理解に苦しみます。
それまではビデオ(VHS)がスタンダードだったのだから、録画したらすぐ見れる!これが基本だと思うのですが、ユーザビリティは規格乱立の犠牲になってしまいました。
VHSに一番近いのはDVD-RAM。
録画してそのまま再生可能。
ファイナライズは要りません。
おまけに、「DVD MovieAlbum」という ソフトでPCでの編集も楽々。
メディアが高いのが難点ですが、保存を目的にしている以上、保存性が低い(と思われる)メディアは安くても論外。両面メディアにせっせと出費をしてきました。
が、2008年秋冬モデルのPana機、東芝機と、いずれもDVD-RAM推進派だったメーカーの製品が、カートリッジ付きDVD-RAMには非対応となりました。
松下の新型レコーダー&テレビは? 東芝の液晶テレビ&レコーダー新製品 (2) - REGZA ZH7000 VARDIA RD-X8 他 - 冷静になって、良く周りを見渡すと、PC用外付けDVD(Blu-ray)ドライブでも現行製品でカートリッジ対応しているのは、ぱっと見、IODATAのDVR-UM16CVくらい。(メルコは在庫限り)
そのUM16CVにしても去年の7月発売で後継機種なし。
ちょっと焦ってきました。
レコーダーでもこのままカートリッジ対応がなくなってしまうのか?
藁にもすがる思いでPanaと東芝のサポートに電話して聞いてみることにしました。
質問内容:
「カートリッジ付きDVD-RAMを愛用していますが、最新の機種でカートリッジ対応がなくなり、今後のカートリッジ対応に不安を覚えています。今後の対応予定を教えていただけますか?」
まずは、パナソニックから。
「ナショナル パナソニック お客様ご相談センター」へ。
修理/お問い合わせご相談 | パナソニックのお客様サポート | Panasonic5分くらいでつながりました。
サポートの女性に趣旨を話すと、「確認して参ります」と電話が保留になり、しばらくすると、返答。
「開発にかかることであり、こちらではわかり兼ねます。」・・・・・。
要望として、カートリッジ対応を継続して欲しいとお願いしておきました。
ならば東芝。
「東芝DVDインフォメーションセンター」へ。
お客様サポート / FAQ - お問い合わせ | 東芝 : HDD DVDつながるまで15分くらいかかりました。
こちらも応対は女性。質問内容を話すと、やはり、「確認して参ります」とのことで、保留。
結構待った後、「発売予定・発売中の機種ではRD-X7のみ対応しております。今後については、新しい機種を発表したばかりであり、
この先はわからない状況です。」との返答。
先ほど同様、要望として、カートリッジ対応を継続して欲しいとお願いしておきました。
※ 両社とも実際のサポートはもっと丁寧な口調でしたので念のため。
まぁ。予想通りといえば予想通りの答えでした。
もっと喰い下がろうとも思いましたが、今回はやめときました。
(東芝はちょっと悲壮感を感じたし。新製品をリリースするのに手いっぱいでっていう印象・・・考えすぎか。)
サポートに電話をかけた翌日、量販店をプラプラしていたら、東芝の販促員がいたので、同じことを質問したら、「
カートリッジ付きDVD-RAMは売れていないのが現状なので・・・・」と言っていました。
まぁ本音なんだろうね。
一部繰り返しになりますが、カートリッジ付きDVD-RAMにはメリットが多くあります。
1) DVD-RAMフォーマットは高い耐久性を持つ
2) DVD-RAMフォーマットはライティング作業が不要
3) DVD-RAMフォーマット書き換え可能で再編集(タイトル等)も容易
4) カートリッジ付きは取扱が便利
・汚れずらい・傷つきずらい・ケースが割れない・背表紙に書き込みができる
5) 両面メディアは保管場所を取らない
パナのサイトにもこんなことが書かれています。
DVDディスク | 製品一覧 | パソコン周辺機器(P3) | PanasonicDVD-RAMの優れた特長
● 最大両面9.4GBの大容量。PCからAV用まで多彩に使える
● ドラッグ&ドロップで保存・削除でき、記録の信頼性も高い※
● 高速&ランダムアクセスでデータの記録・再生が速い
● カートリッジで記録面からキズ・ホコリ・指紋等をシャットアウト
他のDVDメディアには代替不可能な特徴だと思います。
カートリッジに入っているというスタイルは、世の中のVHS派のデジタルレコーダーへの買い替えの際に、露出した光学メディアに抵抗を覚える人には受け入れやすいと思うのですが。
それにしても、デジタルレコーダーが普及してまだ10年経っていないのに使えなくなりつつあるメディアが出てくるというのは、いかがなものでしょうか。
これだけ規格が乱立しているのだから、整理にかかるのは、メーカー側のコスト削減には効果的なのでしょうが、そもそも規格乱立はメーカーの縄張り争いで生じたものであり、消費者にその顛末を負担させてもらっては困ります。
それに、コピワンとかダビ10!
カートリッジ付きDVD-RAMに保存したCRPM番組は正規にはダビングもムーブもできないことをお忘れなく。
ダビングできないから、ずっとそのメディアを使い続けなければいけません。
カートリッジをあけて両面メディアを慎重に扱いながら再生?
そんなバカな。
ということで、ちゃんとDVD-RAMのカートリッジ対応を継続するのが、Panaなり東芝なりの義務だと思っています。
これを読んで賛同して頂ける方がいらっしゃれば、上記サポートに電話をして、継続の要望を伝えてみてください。何もしないよりはましかもしれません。
それにしても、安定しない規格情勢。
Blu-rayにしてもDVDよりも短命ではないかとの噂もあります。
調べれば調べるほど、知れば知るほど、将来を考えれば考えるほど、新しいレコーダーの購入をためらってしまいます。
昔はカタログを見るのが楽しみだったのになぁ。
なんでこんな情勢になっちゃったんだろ。
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